この映画の伝えたかったことは?
主人公の環境の変化
- 生まれは仕立て屋の子どもで貧乏な暮らし
- 父親がなくなり、泥棒してでもなんとか生きていく
- 鉄道の仕事につき、稼ぐ
- ヒロインを迎えに行き、彼女の父親へ幸せにすると誓う
- 貧乏ながらも子どもも二人うまれて、4人で生活をする
- 会社を首になり、なんとか新しい仕事を考える
- ぬすんだ船舶証明書を使い、博物館を始める
- 娘からヒントを得て、サーカスを始める
- サーカスが避難される、また上級階級は来てくれない
- カーライルと組んで、上級階級を呼ぶ施策を考える
- ジェニー・リンドと共に上級階級にも認められるショーを始める
- ジェニー・リンドと共にNYを出て回る
- スキャンダルで公演は失敗、サーカスも炎上し財産をなくす
- カーライルの援助でサーカスをテントで始める
主人公にあった成功したいという気持ち
妻が元々貴族の生まれであり、自分は仕立て屋の貧乏であるという所にずっと主人公はコンプレックスを感じていたのだろう。
またそのコンプレックスは自分だけならまだしも娘達にも起こることを恐れた彼は成功したいという気持ちを強くする
彼にとっての成功とは
彼にとって成功は金を稼ぐことであった。
そのためには、手段を問わず、窃盗、人が奇妙と思うものなど普通の人には考えない方法で稼ごうと考えた。
サーカスは最初売れて、人が入り、屋敷、バレーシューズも手に入るようになった。ここまでの彼は金を稼ぐことだけに終始していたと思う。
批評家と娘を通じて感じる上流への思い
サーカスは批評家に避難されつづけ、街の一部の人もサーカスへの抗議がつづいた。
また娘のバレーの発表時に差別を受けていることを感じて、彼は金を稼ぐということだけでは成功でないと考える
彼の成功はここで上流に認められることに変わったのだ
上流に認められるために
上流の客を集めているカーライルに声をかけ、上流の掴み方を探る
女王との謁見、ジェニー・リンドとの出会い、そしてジェニー・リンドのオペラの成功
上流に認められることを成功としていた彼はここでまた成功が変わる
すべての人に認められたいという成功へ
失敗のはてに
ジェニー・リンドとのスキャンダル、サーカスの炎上、妻が家から出ていき、彼は酒場で一人沈んでいた。
そこにサーカスの仲間が現れる。
彼らは自分たちに家族をくれたという
そこで主人公は気づくのだ、彼の考えていた成功は結局なんだったのだろうかと
家族を幸せにするために
最初お金を稼ぐという成功は妻のために、上流へ認められたいという思いは娘のために
しかし、世界へ認められたいという成功は誰のためのものでもなかった。
これは、他のだれかが成功と思うものを自分に押し付けられたものであり、彼の元々の思い家族を幸せにとは違うことをしていたのだ
だからこそこれからは(From now on)最初の自分の思いを変えずに行こうと歌い走る
成功とは
この映画で語られている成功は変わっていく
お金を稼ぐから上流に認められるにそして世界に認められるに
これはすべて人の評価に依存したものである。
人の評価によって作られる成功はだれかが作ったものであり、
本当の成功とは自分自身の心にある思いを遂げることではないか
ブログ筆者の考え
自分はフリーランスとしていろんな人と関わっていて、技術者としてサービスを手伝うことも多い
サービスを作りたいと思っている人は自分自身の心にある思いを元に人生をかけて挑戦している。
成功は自分自身の心にある思いを遂げるといっても、自分自身の心にある思いが明確に言葉にできたり実行出来る人なんて1%もいないと思っている。
だからこそ、それが見つかっている人は素晴らしいことであり、全力で応援したいと思うし、助けになるなら助けたい。
自分自身の心にある思いを持たない人
当然こっちがマジョリティであり、自分もまだ自身のやりたいことへ全力で向かっていないので、こっちだと思っている。
こっち側の人は自分の中では周囲を幸せにして、お金を稼げばいいと思っている。
今作の主人公もそうだったが、お金を稼ぐ手段とはいえ、関わった人を幸せにしていればいろんな失敗を経ても助けてくれることもある。
同時にお金を稼げば、自分の心の思いを見つけたときに使える選択肢が増える
自分自身の心にある思いを持つまではまっすぐ幸せな金儲けを考えるのが後の成功への近道だと思います。